オーバーホールの値段て実際どのくらい?

こんにちはgearshopです。

最近よく質問を受ける「オーバーホールの値段ってどのくらいかかりますか?」っていう問い。
まず回答としては、「正確なことは言えません!」って答えています。

理由としては、リールの状態が個体によってバラバラで開けてみないとはっきりとしたことは言えないのが現実です。
綺麗です。あまり使っていませんと聞いていたリールも開けてみたら、水没リールだったってことなんてよくあります。ユーザーさんも悪気があるわけではないのですが、自分のリールはあまり問題が無い(綺麗だ)と思われている方も多いです。

実際は汚れの問題や動かないベアリングなど開けてみると実は結構ダメージがあったということも多いです。
この前は、ワカメが出て来ました(笑)
水没したことないと言われていたのに、大量の水が出て来たり・・・

上記のようなこともあるので、正確なことを言えないのが現状です。

とはいったものの、やはり気になりますよね?お値段。

オーバーホールのお値段

おおよその目安をお伝えします。

当店の基本のオーバーホール「シム調整付きオーバーホール」を選んでいただき、ベアリングを3つ交換したと想定した場合
・シム調整付きオーバーホール 6800円
・ベアリング 650円×3
=8750円

これにベアリングの交換量が多かったり、シムの追加や交換が必要だった場合はお値段がプラスになります。
滅多にありませんが、ギアの交換等パーツ交換が必要だった場合はそういう値段がプラスになるような形です。
リールの種類によってもベアリングの量などが異なるので、高くなります。
当店のベアリングが650円、メーカーの純正が1700円くらいなので、交換数によってかかなりの差が開きます。
仮に5個交換だった場合は、5250円差額が出ます。
純正って高いですね・・・。

オーバーホールって実は期間を長く開けてやるほど値段は高くなりやすい傾向にあります。理由は交換パーツが多くなる確率が高まるからです。
また、エントリーリールとハイエンドリールでは、ベアリングの仕様数が多いハイエンドリール、とりわけソルトモデルの大型リール(ステラSWなど)はベアリングの総数も多く高額になりやすいです。
大切な道具を維持していくためには必要な経費なんですが・・・。出費はやはり痛い。

オーバーホールのタイミング

ゴリゴリやシャシャリなど異音が出始めたら早めにオーバーホールを受けた方がいいです。本来では遅いくらいなのですが、このタイミングで出せばまだなんとかなります。これを気になったまま使い続けると・・・。

ギアの破損や摩耗、歪みなどに繋がり、高額の修理費がかかるだけではなく、最悪調整不能に陥ります。
オーバーホールは定期的に!遅くとも違和感を感じたらすぐにどこかしらにOHを依頼してください!
あなたのリールを守るのはあなただけですよ👍