オーバーホールって結局なに?
こんにちはgearshopです。
楽しい釣りの最中のリールのトラブル。しっかりとしたパフォーマンスが出ないことによる釣果の減少など・・・。
リールは適切なメンテナンスが不可欠です。
リールオーバーホールは特に重要なメンテナンスの一つです。今回は、リールオーバーホールの本当の目的や重要性について詳しく説明します。
オーバーホールの○と×
まず一番最初に最も重要なことをお知らせします。オーバーホールは、巻き心地よくするためのものではありません。
巻心地を良くすることも1つの効果ではありますが、オーバーホール本来の目的ではありません。
新品のリールには、新品のギア、新品のベアリング、新品のボディー、新品のパッキンが入っています。そこに大量のグリス投入されています。
この状態を最上の「心地」とするとオーバーホール後は衝撃を受けるかもしれません。
オーバーホールは、新品状態に戻すことを目的としているものでは無いので、新品の時と比べると・・・。
「え?」ってなる方がいます。
過剰なグリスを排除して正常な機能を保つための適量のオイルやグリスを塗布する。
それがオーバーホールです。
また、ギアや各パーツは過酷な使用状況によって刻一刻と摩耗していきます。
ギアの摩耗はコンディション悪化を生み出してしまいます。そこに今までと違う成分のグリスやオイルが入ると以前とは変わったと感じることでしょう。
オーバーホールは長寿命を保つための基本
リールは釣り具の中でも特に重要な部品の一つであり、適切なメンテナンスを行わないと寿命が縮まる可能性があります。
リールオーバーホールは、リールの寿命を延ばし、長く使えるようにするための基本的な作業です。
オイルやグリスの交換、部品の清掃、磨耗した部品の交換などが含まれます。近年の大型のステラSWなどはギアの摩耗が著しい傾向にありかなりの数のリールのギア交換を行いました。
シャワーによる洗浄(強力な)や水につけて洗うなどいろんな方法がありますが、洗浄方法によってもリールはダメージを受けます。どれが正解かという議論は今回は一旦おいて、結果として調子不良を感じたら、何らかの影響が出ていますので、そのタイミングで中身を確認するのがいいかと思います。
適切な性能を維持
釣りの成功は、リールの性能に大きく依存します。リールがスムーズに動かない、ドラグが効かない、リールの巻取りが遅いなどの問題があると、魚を釣ることが難しくなります。リールオーバーホールによって、リールの性能を最適な状態に保つことができます。ドラグのグリスが切れていたり、ベアリングオイルが切れていることはよくあります。
適切なパワーや感度を整えておくと釣果にも影響がでます。
予期せぬ故障の防止
釣りの際にリールが故障すると、釣りの楽しみが一瞬にして台無しになります。リールオーバーホールは、予期せぬ故障を防ぐための重要な手段です。定期的なメンテナンスによって、潜在的な問題を早期に発見し、修復することが可能です。これによって、釣りの楽しみを保つことができます。
シーズンオフや空いた時間でオーバーホールやセルフメンテナンスを積極的に実施しましょう。
費用対効果の最大化
リールのオーバーホールは、新しいリールを購入するよりも費用対効果が高い方法です。新しいリールを購入することはコストがかかりますが、適切なメンテナンスを施すことで、古いリールを新品同様の性能で使用できます。これにより、財布にやさしく、持続可能な釣りの楽しみがあります。
また故障を放置すると結果的にコストが嵩むことがあるので、異常を感じたらオーバーホールに出す方が結果的に費用が抑えられる傾向にあります。
まとめ
リールオーバーホールは釣り人にとって欠かせないメンテナンス作業であり、以下の点で重要です。リールの長寿命、性能維持、故障防止、費用対効果といった要因から、定期的なオーバーホールがおすすめされます。
釣りを愛する皆さんにとって、リールのメンテナンスは釣りの魅力を最大限に引き出す鍵となります。